電動義手組立レポート⑤(完成)

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さて、いよいよ大詰めとなったHACKberry組立ですが、なんと完成間近と聞いて?株式会社exiii様の最高技術責任者が駆けつけてくれました。

あ、そこ!ずるいって言わないで←


前回での通電チェックで通電しなかった場所探しですがこれが思ったより複雑というか地道な作業
(電子工作の基本くらいはやはり覚えるべきですね回路図が読めるだけで別にオリジナルで作れなくても義肢装具士で言う解剖学的な意味でもです)
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もうだいぶ半笑いで検証に検証を重ねます

電池の配線が間違ってるのじゃないか疑惑もありました

そこ、多賀がやりましたしね・・・って濡れ衣だぁぁぁ!!

試行錯誤の末



動いたっ!!


動きました!


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おもわず満面の笑顔です、世田谷とアキバの共同プレイです←




しかし!!





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センサーが安定しません←

「多賀さん~~!!」
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どうにもセンサーの取り付け位置間違っていたっぽいです


誰がやったんだか・・・


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センサーの部分の処置をまかせながら(おい)

多賀はおもむろに他の部分を組み上げます
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多賀「とにかく動作チェックはできたんだから並行して行えばいい(訳:回路図が読めないよ)


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しかし襲い来るアクシデントの数々

一部のパーツが古いデータと新しいデータとで混ざったらしく(データのダウンロード時期はメモに控えておくべきですね、更新時期と照らし合わせることが出来ます)少し合わないパーツを

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お得意?の瞬間接着剤でなんとかしたり

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金属パーツの穴径が少し誤差が出てるので穴を広げつつシャフトをヤスリで削って細めるという作業(移ってませんが多賀は手前でひたすらヤスリで挟み込んだシャフトをペンチで回転させてじわじわ細くしています


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がんばりました!(ドヤ


ちなみに以前にやった
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この加工はいらなかったようです・・・oh・・・そういえばギアはそんな位置まででてこないよ、手掌側に格納されてるよ


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モーター類を格納する際はこのようにうまく配線を折りたたみます

他の配線も同様に
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※こちらは今回exiii様持参のHACKberryです、積層式で作ってますね・・・


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着々と組みあがります、モーターのギアの初期位置などは一度センサー類を起動させてちゃんと整えてから指のギアやリンクなどを取り付けないとおかしなことになるのでとにかく起動してキャリブレーションかけて初期位置にしてからパーツを取り付けて、ギアが動いたりしたらもう一度やり直してから取り付けた方がいいです。。。。

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そんなこんなでどんどん組んでいきます、

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もう全員の力を合わせれば何でもできそうです(錯覚)





そして









完成です!

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やった!できた!動いた!!(本日2回目)

もう夜の10時だというのに世田谷ものづくり学校様のPTAでは異様な熱気です


もう廃校だったこの部屋の廊下で踊る骨格標本や飛び回るベートーベンの絵がいたとしてもハグしたくなるレベルで嬉しいです

あ、カエルのホルマリン漬けは勘弁




ちなみに一応?exiii様以外で日本初で組み上げました!(いや、もし他人もうやってるという人がいたらごめんなさい←おりました

まぁ別に順位やスピードを競う話しではないですが・・・くやしくなんかないよー笑

それでも少なくとも義肢装具士の集団としては一番最初に組み上げましたし、

少なくともその一番を義肢装具士がというのがこの「義手」という分野でというのにギリギリの矜持を示せたかもしれません

まぁそんなちっさな矜持よりも

「義肢装具士だってデジタルファブリケーションを身に付けることで(いろんな人と一緒に)頑張れば、電動義手だって作ることが出来るんだ」という部分はあります。

「だって」ってなんだ「だって」って、というツッコミはなしで



今回、exii様、世田谷ものづくり学校様、MissonARMJapan様そしてPOAADメンバーの方々、その他大勢の方がいての完成ですが、本当に感謝の言葉しかないです。

最後の大詰めの時間の

技術者・FABスタッフ・義手使用者・義肢装具士が一緒になってひとつの義手を組み上げる空気感は新しいものづくりの扉が開いたような気がします(大袈裟か)


そしてやはり義肢装具士だけでなくPT・OTの方含め、このデジタルファブリケーションは始めるべきだと感じました、あくまで個人の感想ですけれど。

PODDAは片手間Rhinoを定期的に開いていきますので「まずはどうやねん?」とお気軽にデジタルファブリケーションの扉を開いてみてください、確かにパソコンはパソコンだし(日本語になってない)僕自身も回路図見て「???」となりましたし「え~、やっぱ始めるの難しいかも」と思うかもですが、それでも誰でも最初は初心者です。やってみましょうよ。


てことで

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かんぱーい!!!

PODDA(POデジタルデザインアソシエーション)
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